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「白い巨塔」の生々しさというかドロドロした権力社会にちょっと疲れたので息抜きにほんわかした本を。


ドラえもん短歌ドラえもん短歌
(2005/09)
枡野 浩一

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パラっとめくってその場でぶふっと吹いてしまいそのイキオイで借りてきた。思わずにやりとしてしまうようなものもありじんわりくるものもあり…個人的にはしずちゃんの入浴について指摘した短歌が秀逸だと思う。あと本編よりもむしろ解説にあった、ビックライトで胸だけを大きくするという趣旨の短歌の、変遷。胸にかける情熱には涙が出る……。


あまんきみこ童話集 (ハルキ文庫)あまんきみこ童話集 (ハルキ文庫)
(2009/03)
あまん きみこ

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あまりの懐かしさに、思わず。「車のいろは空のいろ」「白いぼうし」とか大好きだったなー。あと「ちいちゃんのかげおくり」ってあまんきみこさんだったんですな。知らんかった。
「天のまちやなぎ通り」を読みながら、↑の「白いぼうし」を思い出した。こういう、毒のないふわふわした話は大好きだ。そうまさに小学校の頃の国語の教科書に載っていたようなお話。そういう作品を、作家さんを問わずまんべんなく編纂した本を出してくれたら絶対買うんだけどなあ。「スイミー」とか「くじらぐも」とか「一つの花」とか、あと名前忘れちゃったけど「えんびふらい」がおいしそうな話とか。

2011/1/15
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白い巨塔〈第5巻〉 (新潮文庫)白い巨塔〈第5巻〉 (新潮文庫)
(2002/11)
山崎 豊子

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2011/1/12-

ようやく最終巻。


-2011/1/14

ドラマを見ながら、この財前君というひとはずいぶんあっさり亡くなっちゃうんだなと思ったら原作でも唐突に伏線が発生してあっさり亡くなってしまったので少々驚いた。とはいえ時代背景を思うとこのハイスピードの亡くなり方は妥当といえば妥当か。

作中でケイ子も言っていたけれど財前君は里見先生には勝てない、そう思う。自分の信念に忠実に生きていくということが、現実社会においてどれだけ難しいことか。世間を知らない中高生くらいの頃なら里見先生のような生きていこうと決意するのかもしれないけど今となってはそうなり得ない(難しい)ことが分かっているが故に財前君という人に共感している部分が多かったりする。どんなに虚勢を張ってみても、母への送金時には心があたたかくなるとか、野望を持ちつつ弱い心も持つ等、共感というか人間味を感じてしまうんだよなー。最も自分はあんなに壮大な野望は持ち合わせていないんだけど。
全編を通して思うのはやはり財前君はかわいそうな人だったということ。権力・私利私欲にまみれた環境で彼の死を心から悼んだ人はどれだけいることか。(そういう意味ではフジのドラマはかなり人間関係については脚色が強かったなと思う。特に舅・嫁のあたり)ラストの方で人間的に一番信頼しているのは里見先生・最も愛しているのはケイ子という箇所に、複雑な意味で泣けた。

医療裁判って本当に難しい問題だと思う。誰かの死という事実が絡んでしまうとどうしても色々考えてしまうところがあるだろうし。自分が母を亡くした時も、自分が精神的に落ち着いてから一度だけ病院側が「技術的な意味で」最善を尽くしてくれたのだろうかということを考えたことがある。患者の家族という立場では、病院側の施術について技術的な意味で本当に適切かつ最善だったのかどうかを知るすべはほとんどない。けれどお医者さまはもちろん看護婦さん(今は看護「婦」さんではないのだっけ)もとても親切に対応してくれたことは印象に残っており、だからこそ信頼もできる。そういうことなんだろうと思う。



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