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回転銀河 1

回転銀河 1 (1) 回転銀河 1 (1)
海野 つなみ (2003/08/08)
講談社

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買いました。そして、買ってよかった……大正解。

“いろんな人達の、いろんな愛情”を描いたオムニバス作品。くどすぎずしつこすぎず描かれているのが素敵です。行間を読み込みたくなるような作品です。
特に、“イノセント・インセスト”と“空を飛んだ日”が好きです。

まず“イノセント~”。……いきなりヘビーな内容で驚いた……そう来るか……。
たしかにこのくらいの年代の子って、男女問わずものすごく変わりますね。背がぐんぐん伸びたり、妙にキレイになったりして。そんな時期をすっとばして再会したとしたら、そういう気持ちになってしまうのもあり得るのかな…と……うーん……。
何年離れて暮らしていても兄には全くもってときめくことのなかった私には縁遠い世界なのですが、そういえば割と長い間会うことのなかった従兄弟(男の子)がいきなりデカく・かっこよくなっていてびっくりしたことがあります。そんなときの反応が、あらあら●●ってばかっこよくなっちゃって……と、ときめくのではなくしみじみしてしまったというのはちょっぴり切ないですが(笑)

で、“空を飛んだ日”……これまた、そうくるかってな感じです。思いっきり感情移入してしまいました。なぜなら私にも似たような記憶があるから。主人公・恭子の気持ちにというよりはむしろスカートをはいた王子様・須磨の気持ち(ひとこと)に、なのですが。
高校の頃の友人にひとり、“仲が良い”という単語で片付けていいものか迷う友人がいます。妙に派閥的な色合いが強かった当時のクラスの中、お互いがお互いの仲良しグループとは違う場所に居たのですが、妙に馬が合い、今となってはこっぱずかしい限りですが、交換日記のようなことをしていて、言葉よりも文章の方が本音をさらけ出せてしまうというお約束もあって、色んなことを話しました。本当に色んなことを。多分私の裏の部分を一番知っているのが彼女です。
で、当時思っていたのが、彼女が男だったら、あるいは私が男だったらどんなに素敵だったろう(生涯の伴侶になれるだろうという意味で)ということでした。ちゃんと(?)異性に対して恋愛感情を抱いてもいたというのに、ある意味勝手な話ですが。でも作中の須磨の台詞“恭子が女の子でよかった、だってずっと友達でいられるから”というのが真理なのだろうなと、今となってはしみじみ思います。男女の仲だといつか壊れてしまうということを前提にしてしまうのは、ある意味寂しい話ではありますけども…。

別に禁断ブーム(?)好きというわけではないのですが、かなりお気に入りです。さて、続きを読もう!

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