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エマ 7巻 エマ 7巻
森 薫 (2006/05/25)
エンターブレイン

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誤解を恐れつつあえて言うと、“え! これで終わり!?”というのが正直な感想かもしれません。けれど、例えばエマが今後社交界で夫ともどもいびられるとか引き続きキャンベル家の魔の手が伸び続けるとかお決まりのパターンをぐだぐだ並べられるよりかは、このような形でさっくりと終わってくれた方が良かったのかなとも思い……複雑。(もちろんこのまま続いても、ぐだぐだしていない素敵なお話を読ませてくれると思うのですが)

ここまでエマの心境が綴られた巻は初めてなのではないでしょうか。加えて、エマがここまで前向きな姿を見せたのも。
どんなに頑張っても越えられない壁というものは確かにあると思います。それまではうっすらと(“うっすらと”どころじゃないか…)エマも身分の差を越えられない壁と思っていたのだろうと思うのですが、それを(ジョーンズの情熱的な行動が背景にあるとはいえ)、逃げるのでも諦めるのでもなく乗り越えていこうと決心をした。そうなったら前進あるのみですよね。

しかしあれですね。ご本人もおっしゃっていましたが、森薫さんの描かれる手とか髪とか……その“間”にドキドキします。特にラストのドレッシーなエマとジョーンズとの対面シーン。なんだこのしっとりとした空間は―――! と、ページを繰るのがめちゃめちゃ時間かかってしまいました。コマ割は少ないはずなのに、色んなことを考えさせられます。ああ素敵。エマの、ジョーンズを信頼しきった微笑みにくらりとします。

番外編かあ……。ホントに実現してほしいなあ……。













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