回転銀河 2 (2) 回転銀河 2 (2)
海野 つなみ (2004/03/12)
講談社

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↓↓の、第二巻。作者さんもおっしゃっているように、禁断色は弱まったかもしれませんが、いえいえこれまたなかなかどうして…。深いですよ……。
“二重惑星”と“銀河鉄道”が特に好きです。

まず、“二重惑星”。
言霊…と言えばいいのでしょうか。自分の感情の動きが何故なのか、自分でもよく判らないときってあると思うのですが、人に言われることで気づかされたり、ある意味その気にさせられてしまったり。自分が恭子のことを好きなのだと気づかず、須磨たちに言われてようやく気づくというくだりが印象的だった(愛すべきバカって気がしてかなり微笑ましい…)のですが、もし誰も指摘しなければ、或いは、“それはよっぽど性格が合わないんだね~”とか言ったりしてしまったら、“自分は恭子が嫌い”のままで過ぎ去っていたのだろうと思います。特に後者。言葉の持つ力って本当に恐ろしいものです。
これだけでは何なので主役(多分)の話。ラストのモノローグに全てが詰まっている気がします。具体的な行為の有無なんて、ホントのところはどうでもいいんですよね。

で、“銀河鉄道”。
……ケンジくんに惚れましたよ私は。あの、“オッス!オラ悟空!”に準じた天真爛漫っぷりもいいのですが、何より食べ物の趣味が合いそうです。和菓子の心を理解してくれる男性は神だと思います。ていうか“水まんじゅう”という単語をこういった若い人向け(……“若い人”って……)の作品でお目にかかれるとは思っていませんでした。“バニラアイスにきなこと黒みつ”というのも、よくやります。安っぽいカップバニラでもなんだか高級な味わいに変貌を遂げてくれるのが不思議。ちと粉っぽいので融け出したころを一気に食べるのがポイントです。作中でお目にかかるとは思わなかったシリーズとしては、このお話のなかでの“ちぃにいちゃん”“そこに自由はあるのかい!?”も、久しぶりに見かけたので、ぶふっと吹いてしまいました。懐かしいなぁ。あの頃ののりぴーは可愛かった……いや、今も可愛い(と思う)のですが。













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